秩父札所一番観音堂

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

秩父札所一番観音堂(ちちぶふだしょいちばんかんのんどう)は、埼玉県秩父市栃谷の四萬部寺の仏堂。県の文化財。

正面3間、側面3間、入母屋造、銅葺、1間の唐破風付きの向拝があり、勾欄付浜縁を廻らす。秩父地方の名匠藤原徳左衛門吉久による禅宗様で構造、装飾ともに江戸時代中期における代表的技法をこらし秩父地方の寺社建築の規範となる建物である。宝暦6年(1756年)に浅草講中の寄進により江戸の工匠が補修している。千鳥破風と彫刻は後補で文政年間(1818年-1830年)のものとされる。