磐台寺観音堂

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磐台寺観音堂(ばんだいじかんのんどう)は、広島県福山市沼隈町にある仏堂建築。重要文化財。

毛利輝元により安土桃山時代元亀元年(1570年)に建立されたと伝えられる。禅宗伽藍としては珍しい和様建築で、外部は丹塗で、内部の格天井は極彩色で江戸時代後期の日本画家藤井松林による百花図が描かれている。当初の平面は正方形であったとみられるが、寛文年間(1661年1673年)に堂の後方に奥行一間が増築されたという。昭和31年(1956年6月28日重要文化財に指定され、阿伏兎岬の岩礁の上に建って、自然と調和した景観をつくりあげている。