法養寺薬師堂

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法養寺薬師堂(ほうようじやくしどう)は、埼玉県秩父郡小鹿野町両神薄の仏堂。埼玉県指定文化財。秩父十三仏の一つで、目薬師として眼病の信仰を集める。

戦国時代に鉢形城主北条氏邦が古堂を移築したと伝えられている。桁行三間、梁間三間、寄棟造で、一間の向拝が付く。屋根は昭和53年に茅葺から銅板葺に改修された。折衷様で、軸部の木割りは太いが槍鉋で仕上げられ、組物は繊細な印象を与える。埼玉県内に残る室町建築の数少ない遺構である。県の文化財に昭和49年3月8日指定された。