気多神社随身門

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

気多神社随身門(けたじんじゃずいしんもん)は、石川県羽咋市寺家町の八脚門。県指定文化財。

3間1戸八脚門で、切妻造、現在は桟瓦葺であるが、元は柿葺であった。基礎は野面石とし、円柱上の斗栱は大斗実肘木で、妻飾は豕扠首、全体に装飾は少なく簡素である。正面中央を通路とし、両脇の間の腰に金剛柵を設け、中仕切りに格子を建て、奥に随身像を安置する。中央通路に虹梁をかけ、蟇股を載せ竿天井を受けており、虹梁繰形等は、本社本殿摂社白山神社本殿と共通する。加賀藩11代藩主前田治修の代に前藩主前田重教の命により行われた社頭造営により本社本殿、神庫等と同時の天明7年(1787年)に清水次左衛門他により建てられたもので、県の文化財に昭和57年1月12日指定された。気多神社の南東の飛地境内に建ち、旧街道から北西に入った旧参道口に位置する。