桃山時代

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桃山時代(ももやまじだい)は、豊臣秀吉が政権を掌握していた時代で、中世から近世への過渡期にあたる。安土桃山時代も参照。なお、建築史の時代区分である桃山建築とは必ずしも一致しないので注意が必要である。天正10年(1582年)から慶長8年(1603年)までを言うのが通説である。

桃山とは豊臣秀吉が晩年に居住していた伏見城のことを指す。伏見城の近辺に桃林があったことに由来するとされる。ただし、秀吉存命中や江戸時代などではそのように呼ばれたとすることはなく、伏見城一帯がそのように言われだしたのは明治時代からである。また、桃山時代とはそもそも明治時代に生まれた歴史用語であり、それも政治史を指すものではなく、秀吉時代の美術史や建築史を指すのに使用されていたものである。秀吉の時代は華麗な時代で、美術や建築には桃山という言葉が華やかでピッタリだったからである。政治史として言われだすのは昭和時代に下ってからである。

ただ、秀吉を象徴する時代であるが、秀吉の居城はあくまで大坂城であり伏見城ではないため、大坂時代と呼ぶのがふさわしいのではないかとする意見もある。