旧金沢第三中学校玄関棟

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旧金沢第三中学校玄関棟(きゅうかなざわだいさんちゅうがっこうげんかんとう)は、石川県金沢市大樋町の石川県立金沢桜丘高等学校内の旧校舎。石川県の文化財。

大正12年(1923年)に金沢第三中学校の開校にあたって建築されたもので、昭和42年(1967年)の石川県立桜丘高校の新校舎の建設にあたり旧校舎の大部分が取り壊されたが、中央玄関部と校舎の一部が多数の同窓生の強い要望により保存が決まり、三桜会館(記念館)として利用されている。文化財に平成元年(1989年)3月23日指定された。旧位置に一部が残された校舎に中央玄関部を取り付けたため、かなり変形したものとなり内部の改変も著しいが、大正時代の石川県内の中学校及び女学校校舎の中では現存唯一のものである。改造により原型がかなり損なわれているが、失われたものの多い大正時代の建築の中でも特に数少ない校舎建築であり、文化財的価値が高いといえる。明治時代の校舎建築に比べて意匠的には簡素であるが、風格ある独特の玄関や端正かつ清楚な校舎は大正時代の造形水準の一端を示している。