新京成電鉄8900形電車

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新京成電鉄8900形電車とは、1993年から1996年にかけて製造された新京成電鉄の鉄道車両。


概要[編集]

京成3700形の設計を基本とした、新京成初のオールステンレス車両。

前面はベース元の3700形と同様、方向幕まで覆う大型ガラスとしたほか、傾斜がつけられたり、灯具類は台形形状とされるなど、他の新京成車と比較して洗練されたデザインとなっているのが特徴。ビートプレス工法であるが、側面は3700形よりもビートの本数を1本減らしており、なるべく凹凸が少なくなるようにしている。

カラーリングは、当初は青と赤の帯を車体に巻いていたが、2014年から2016年にかけて新京成コーポレートカラーのピンクと白に変更された。

機器類については、制御装置は8800形に引き続き、GTO-VVVFインバーター制御を採用。台車は新京成で唯一、ボルスタレス台車を履いている。

運用[編集]

登場時から2014年までは8両編成で運行されていたが、輸送需要見直しにより6両編成に短縮された。余剰となった2両は、8800形とは異なりステンレス車で先頭車化改造が困難なこともあり、再編成が行われることなく廃車された。

なお、2025年4月に新京成が京成へ吸収合併されることが予定されており、京成車と設計が共通のN800形80000形に関しては概ね見当がつくものの、新京成オリジナルの本形式については、まだまだ不明確な部分が多数あり、今後の処遇に要注目である。

関連項目[編集]