慈尊院北門

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慈尊院北門(じそんいんきたもん)は、和歌山県伊都郡九度山町慈尊院の四脚門。和歌山県指定文化財。

切妻造、本瓦葺の大規模な門で、両袖には築地塀が連なり、構造は一般的な形式を踏襲している。数度の修理を経ているが、当初材が残る軸部の柱、虹梁型頭貫、蟇股等の形状から16世紀後期の室町建築と考えられ、中世に遡る遺構として貴重である。屋根廻りは当初材が失われている。平成5年4月13日指定された。