愛宕神社本殿 (伊賀市)

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愛宕神社本殿(あたごじんじゃほんでん)は、三重県伊賀市上野愛宕町の神社建築。

桁行五間、梁間二間、単層入母屋造、向拝三間唐破風付、銅板葺(元は桧皮葺)で、柱は総円柱で、土台、縁長押、内法長押、頭貫で軸部が固められ組物は出三斗とする。木鼻と隅柱だけでなく柱頭に丸彫の獅子、象、竜を入れて正側三面は中備に蟇股を入れる。外壁は極彩色で彩られ細部に精緻な彫刻が施されている。棟札から、元和2年(1616年)に藤堂高虎を大檀那として別当大福寺住職小天狗清蔵が本願となり建立したものを寛文12年(1672年)に再建し文政2年(1819年)に大修理が行われていることがわかる。桃山時代以降に盛んに建立された権現造の拝殿形式を伝え装飾が非常に多いなど元和頃の雰囲気を持つが、細部に江戸時代後期の手法が多く見られることなどから文政度の修理がほとんど改築に近いものであったことが伺われる。昭和37年2月14日に県の文化財に指定された。