弥勒寺本堂

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弥勒寺本堂(みろくじほんどう)は、兵庫県姫路市夢前町寺の仏堂。重要文化財。

桁行三間、梁間五間、両側面後部三間及び背面庇付、一重、入母屋造、向拝一間、本瓦葺。康暦2年(天授6年、1380年)に赤松義則により再建されたものである。前方の桁行3間、梁間2間を吹放ちの外陣とし、内陣の両脇と後面に各1間の廂間が付属し、中央に禅宗様の須弥壇が配置される。内陣の細工の施された折上小組格天井等の各部形式手法は南北朝時代の基準とされる。墨書銘により弘治3年(1557年)、寛文2年(1662年)、寛政2年(1790年)、天保5年(1834年)等に修理を受けたことが判明している。近代以降では、明治43年(1910年)には向拝廻と屋根の葺替が行われ、昭和30年-昭和31年(1955年-1956年)に解体修理が行われた。