延命家住宅主屋

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延命家住宅主屋(えんめいけじゅうたくしゅおく)は、石川県鹿島郡中能登町武部卜部にある民家建築。登録文化財

能登半島を南北に分断する邑知大地溝帯の南側、石動山西麓の集落にある明治44年(1911年)完成の農家建築で、昭和45年(1970年)に行われた民家緊急調査で第2次調査の対象となった。主屋は切妻造桟瓦葺妻入で、地元でアズマ建と称される形式である。敷地内には、北寄りに東面して建つ主屋と、南手に土蔵が3棟点在する。主屋の上手に後補ながら仏間として用いられる角屋が付属していた。柱材は杉材が拭き漆で磨かれており、民家としては上質なものであった。登録文化財に平成24年(2012年)2月23日登録されたが、火災に遭い焼失したため平成29年(2017年)2月23日に抹消された。