小豆島の農村歌舞伎舞台 (高松市)

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小豆島の農村歌舞伎舞台(しょうどしまのかぶきぶたい)は、香川県高松市屋島中町の四国民家博物館(四国村)内の舞台。高松市の文化財。

寄棟造、茅葺で、裏に1間半の桟瓦葺の下屋が4間半にわたり付随し、前面は茅屋根を切り上げて桟瓦葺の庇としている。天井は貼られず小屋組がむき出しである。廻り舞台は、床下の地面を掘り、中央に台石をすえ、心棒がついて、人力により舞台を廻していたという。上手にチョボのユカ、お囃座があり、裏の下屋は楽屋となっている。かつて、小豆島の土庄町小部地区が所有、島の村々の氏神の秋祭りに地芝居とよばれた農村歌舞伎が奉納されていた。文久三亥(1863年)八月御祭礼と記した墨書がある江戸時代末期に構築された舞台であり、農村歌舞伎舞台は小豆島内に20余あったが、現存するものは数少ない。昭和52年(1977年)に現在地に移築された。

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