封印作品
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封印作品(ふういんさくひん)は、何らかの事情により公開できなくなった(とされている)作品を指す一種の俗語である[1]。
概要[編集]
文学、漫画、アニメ、映画、テレビ番組、歌謡曲その他の作品の中には、製作あるいは公開された後、市場原理による淘汰を除く、「特別な支障」(後述)が生じたため公開・流通がなされなくなった、あるいは「封印」(欠番)の理由を述べないまま公開をストップすることがままあり、背景には「特別な支障」が存在しているのではないかと噂されている作品が存在する。
需要の有無や、作品の人気と無関係に公開・流通が止められるため、かえって読者・視聴者の興味を惹き、かつて正規ルートで出回っていた単行本・映像ソフトが中古市場で高値をつけたり、海賊版のビデオ・DVDが出回るなどの闇市場が形成されている事例もある(過去、公開されていた時期に放映された映像を録画した人から流通した場合が多いとみられるが、現在の版元などの権利保持者の関係者が、意図的に流出させたと噂されている場合もある)。
過去にはインターネットオークションでこのような海賊版も大量に出品されていたが、近年では監視と規制が強化されたため、見かけることは少なくなった(たとえ非公開の作品であれ、著作権を有することに変わりはないため)。
ルポライターの安藤健二もその範疇に含まれるいくつかの作品について「封印作品(ふういんさくひん。お蔵入りとも)」と称して取材を行い、『封印作品の謎』・『封印作品の謎2』として単行本にまとめた。
それ以降、トラブルを抱えたがために公開・流通に何らかの影響が出た(あるいはそのように噂されている)著作物と関連づけて「封印作品」という語は、頻繁に用いられるようになってきている。
問題点[編集]
上記のように便宜的に用いられている語であり、何をもって「封印作品」とみなすのか、なぜ「封印作品」「欠番」としたのか、原作者や制作スタッフも(公式の場で)その理由を語らないため、必ずしも共通の理解がされているわけではない。
『封印作品の謎2』でとりあげられた『キャンディ・キャンディ』について、安藤の取材を受けた原作者の水木杏子(名木田恵子)は、「『封印』という呼び方は適当ではない」という旨の発言をしている。これは、「封印」という言葉を使うと、誰かが意図的に作品の公開を妨げているとの印象があるが、『キャンディ・キャンディ』に関しては「問題が解決され、再び公開されることを望んでいるから」と述べている。
封印作品の例[編集]
「太字」表記の作品は、安藤が「封印作品」として著書で取り上げている作品。「※」がついているのは「封印作品」や「欠番」とされた理由と経緯が公式で説明され、また何らかの措置(作品の打ち切り、絶版、制作スタッフによる謝罪、掲載誌の回収など)が執られた作品を示す。
- 一部(欠番回が存在する作品、欠番の理由を明言している作品など)のみの例
- 忍たま乱太郎(初期の人身売買やどもり等を扱っていた一部の話)[2]
- SLAM DUNK
- SP1「アニメ・スペシャル SLAM DUNK 決意の湘北バスケ部」
- SP2「スラムダンク・スペシャル『激闘2連戦! 湘北対武里 & 湘北対海南!』『ニュー花道・炎の猛特訓!』」
- アニメ週刊DX!みいファぷー
- ポケットモンスター 第38話「でんのうせんしポリゴン」※
- ポケットモンスター アドバンスジェネレーション 第101話「ゆれる島の戦い!ドジョッチVSナマズン!!」
- ポケットモンスター ベストウイッシュ 第23・24話「ロケット団VSプラズマ団!(前・後編)」
- サウスパーク 第3season第10話(通算第42話)「チンポコモン」
- カウボーイビバップ(テレビ東京版) 第13話(最終回)「よせあつめブルース」
- 学校の怪談 第3話「あたし、きれい? 口裂け女」
- おそ松さん(第1期) 第1話「復活!おそ松くん」、第3話の一部「デカパンマン」
- 吸血姫美夕 第3話「森が呼ぶ」(テレビ放送版)
- サザエさん 単行本第68巻(姉妹社版)収録「ひょうりゅう記」[3]
- 藤子不二雄Aブラックユーモア短編(「毛の生えた楽器」「わが分裂の花咲ける時」など一部の話)
- 魔太郎がくる!!(描写が過激すぎる一部の話)
- ブラック・ジャック 第28話「指」、第41話「植物人間」、第58話「快楽の座」
- こちら葛飾区亀有公園前派出所 第4巻第1話「派出所自慢の巻」
- クレヨンしんちゃん(連載第1話などを含む初期の一部の話)※
- ベルセルク 第83話「深淵の神・2」
- 燃える!お兄さん 週刊少年ジャンプ1990年第45号掲載回 「サイボーグ用務員さんの巻」※
- ねこぢるうどん ガロ1991年2・3月号掲載回 「□ぬごろしの巻」
- ゴリラーマン ヤングマガジン1992年2月17日号掲載回
- まんゆうき 週刊少年ジャンプ1994年第33号掲載回 「走れババアの巻」
- ちびまる子ちゃん 第98話「まる子、夢について考えるの巻」[4]
- MMR マガジンミステリー調査班 週刊少年マガジン1995年第3・4合併号、第5号掲載回 「甦るノストラダムス 暗黒大予言」
- 浦安鉄筋家族 第424話「軍団親子」
- 涼宮ハルヒの憂鬱(みずのまことによる漫画版)(第6話以降が単行本未収録)[5][6]
- 国が燃える 第87・88話
- 四姉妹エンカウント 第9話
- さよなら絶望先生 第268話「ペイの拡充」※[7]。
- やりすぎ!!! イタズラくん(コロコロコミック2018年3月号掲載分)※[8]
- 太陽にほえろ!
- 第19話「ライフルが叫ぶとき」
- 第27話「殺し屋の詩」
- 第37話「男のつぐない」
- 第68話「一万人の容疑者」
- 第106話「着陸地点なし!」
- 第127話「非情な斗い」
- 第524話「ラガーのラブレター」
- 第571話「誘拐」
- 加山雄三のブラック・ジャック 第8話「血がとまらない」
- やっぱり猫が好き(第1シーズン)第1話「かや乃おばさんが来た」
- 世にも奇妙な物語 雨の特別編
- 金田一少年の事件簿(第1シリーズ) 第1話「異人館村殺人事件」
- サイコメトラーEIJI(第1期) CASE 3「ボクを殺さないで」
- トップキャスター 第3話「恋愛運ゼロの逆襲」※
- 相棒 Season3 第7話「夢を喰う女」※
- 新・警視庁捜査一課9係(第4シリーズ) 第3話「殺意のロザリオ」
- 中学生日記「わたしたちの名前は どの辞書にも載っていない(前編)(後編)」
- 太陽にほえろ!
- 七人のしりとり侍(めちゃ²イケてるッ!のコーナー)[9]
- 祈願成就!出張ネプ投げ(おネプ!のコーナー)
- トリビアの泉 〜素晴らしきムダ知識〜(放送終了後に発売された「へぇの本」に収録されなかった複数のトリビア)
- 内村さまぁ~ず(よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属の芸人が出演した回)[10]
- 水曜日のダウンタウン「ジョジョの鉄塔システム生活第2弾」
- THE MAKING 〜ザ・メイキング〜
- 第1回「1万円札ができるまで」
- 第5回「ホッチキスができるまで」
- 第6回「鉛筆のできるまで」
- 第32回「お菓子ができるまで」
- 第49回「ファスナーができるまで」
- 第51回「乾電池ができるまで」
- 第53回「貨幣ができるまで(新500円貨幣)」
- 第62回「コンタクトレンズができるまで」
- 第66回「チョコレート菓子ができるまで」
- 第68回「ローソクができるまで」
- 第72回「柿の種ができるまで」
- 第94回「スピーカができるまで」
- 第119回「マシュマロができるまで」
- 第121回「バレーボールができるまで」
- 第124回「ローラチェーンができるまで」
- 第137回「グラスビーズができるまで」
- 第162回「プロセスチーズができるまで」
- 第174回「テニスボールができるまで」
- 第196回「ぬい針ができるまで」
- 第199回「駄菓子ができるまで2」
- 第275回「キムチができるまで」
- にんげんドキュメント『生きているから歩くんだ。』
- 64ウォーズ
- アトランチスの謎 55th ZONE(55面)、59th ZONE(59面)、84th ZONE(84面)
- エムブレムサーガ
- クラッシュ・バンディクー(プレイステーション版) てつの島「あらしのしろ」
- クロノス・マテリア
- CODED ARMS ASSAULT
- スーパードンキーコング レベル6「クレムリンのどうくつ3」
- ソード オブ レジェンディア
- ついんくいっくす
- ツインビーミラクル 〜不思議なベルの大陸〜
- ドンキーコング(ファミコン版)「50m」
- ファイアーエムブレム 紋章の謎 暗黒戦争編「草原の戦い」、「ペラティの火竜」、「グルニアの木馬隊」、「グルニア黒騎士団」、「決戦マケドニア」
- ファイナルファイト(スーパーファミコン版とガイ版)「工業地帯」
- フィフス ファントム サーガ
- pop'n 対戦ぱずるだま ONLINE
- ポンコツ浪漫大活劇バンピートロット2
- メタルコンバット
- MotorStorm3 〜モーターストーム3〜
- RAP FREAKS
- ルーンマスター
- 作品自体の例
- くもだんなとかえる
- わらいおおかみ
- GACKTなゲーム!?シリーズ
- GACKTなゲーム!?ガメ先手ル!
- GACKTなゲーム!?帰ってきたガメセンテル
- アフタヌーンショー
- 発掘!あるある大事典※
- ぴーかんテレビ※
- 教えて!ウルトラ実験隊
- 松井誠と井田國彦の名古屋見世舞
- ほこ×たて※
- マツコの日本ボカシ話
- 3B juniorの星くず商事
- ピエール瀧のしょんないTV
- GACKTなゲーム!?シリーズ
- 記念樹(服部克久の楽曲)
- キ・キ・チガイ Feat. 宇多丸, K DUB SHINE(DJ OASISの楽曲)[29]
- EE JUMP COLLECTION 1(EE JUMPのアルバム)[30]
- ドライブバイ / F.F.B.(キングギドラの楽曲)[31]
- Can't stop shinin'(Dragon Ashの楽曲)[32]
- オレたちひょうきん族 オリジナル・サウンドトラック[33]
- 大地讃頌(PE'Zによる同曲へジャズ・アレンジを施した楽曲)[34]
- ススメ! GOLD盤(SMAPの楽曲)[35]
- サヨナラの名場面(HIGHWAY61の楽曲)
- 大惨事 Feat. Q(DJ OASISの楽曲)[36]
- ウェッサイvsセンターGUY Feat. DJ YUTAKA(L-VOKALの楽曲)[37]
- JUST BALLIN' NOW(D.Oのアルバム)[38]
- Around ザ world 少年(ONE OK ROCKの楽曲)
- ぬくもり(平浩二の楽曲)
- Knock'n on!(吉河順央の楽曲)[39]
- ギニーピッグシリーズ[40]
- 竹中直人の放送禁止テレビ
- 磯野家の謎[41]
- 志村けんのバカ殿様(1・2巻、共にVHS版)[42]
- D.Gray-man HALLOW(2期)[43]
- 一時的に封印された後、再公開・再刊された例
- 緯度0大作戦※ - 『封印作品の謎』刊行時(2004年)には封印状態であったが、2006年に刊行された『封印作品の謎2』の解禁リストで、本作の映像の二次利用に関する契約書が発見されたため、2006年4月28日に本作のDVDが発売された。
- 審理 - 主演の酒井法子が2009年に不祥事を起こした影響もあり、上映及び使用が自粛された。また、最高裁判所は2008年4月から、同映画のDVD5万枚とビデオ4,000本を全国の学校や図書館・各地の裁判所などに配布し一般市民に貸与していたが、先述の件でこちらの貸し出し及び配信も中止された。その後、2015年に図書館での視聴・貸出は再開されるなどの動きを見せており、完全な封印状態では無くなっている。
- ふうけもん - 2009年1月17日より全国東映系で公開される予定だったが、2008年12月15日に東映が制作者側の諸事情を原因に公開中止を発表した。その後、紆余曲折を経て、2014年に各地の市民ホールの巡回上映の形で一般公開が行われた。
- 青の帰り道 - 高畑裕太の不祥事により撮影が中断されていたが[44]、代役として戸塚純貴を起用し、撮影再開にこぎつけた[45]。
- ヤスジのポルノラマ やっちまえ!! - 製作会社の解散、プロデューサーの逮捕、権利者不明、フィルムの散逸、興行的大失敗といったネガティブ要素満載のためVHS・DVDなどの映像ソフト化はおろか、地上波・BS放送・CS放送を含むメディアでも一切放映されることはなかったが、2018年の再上映を皮切りにカルトムービーとしてマニアックな人気を誇るようになり、2019年10月に映画復刻レーベルDIGから初ソフト化された。
- スパルタの海 - 戸塚ヨットスクール事件の影響で封印されたが、28年後に全国公開された。
- ブラック・ジャック※ - 2004年10月25日に放送予定だった「Karte03:ひったくり犬」が、新潟県中越地震の影響で放送中止となり、2006年7月17日に改めて放送された。また、2005年5月23日に放送予定だった「揺れる手術室」も、JR福知山線脱線事故の影響で同年7月4日に延期された。
- ポケットモンスター ベストウイッシュ - 2011年4月7日に第26話として放送予定だった「ヒウンシティのつり大会! 釣りソムリエ・デント登場!!」というエピソードが、同年3月11日に発生した東日本大震災の影響により放送延期となった。その後、同年6月23日に「釣りソムリエ・デント登場!!」と改題した上で第37話として放送された。なお上記にもあるように、それ以前のポケモンシリーズにおいても放送中止になった回はいくつか存在するが、それらは全て欠番となっている為、放送中止・延期になった回が改めて放送されたのはポケモン史上この回が初であった。
- ポケットモンスターXY - 2014年4月24日に第24話として放送予定だった「海底の城! クズモーとドラミドロ!!」というエピソードが、同月16日に韓国の屏風島沖で発生したフェリー転覆事故の影響により放送延期となった[46]。その後、同年11月20日に第50話として改めて放送され、レンタルDVDにも第18巻に収録された。
- セクシーボイスアンドロボ - 2007年5月22日に放送予定だった、Voice 7の「ハンバーグ(人生やり直せるハンバーグ)」という回の一部内容が、放送前に起きた愛知長久手町立てこもり発砲事件を想起させる場面を含むとして直前に放映中止が決まり、放送当日はVoice 2(再放送)に差し替えられた。この為、Voice 7の放送は完全中止となったが、2007年9月20日発売のDVDにOVとして収録される事となった。
- 血だるま剣法/おのれらに告ぐ(漫画)※ - 部落解放同盟の抗議を受け刊行より1カ月で回収・廃棄・絶版となった。おのれらに告ぐはそれより6年後の1968年に執筆された血だるま剣法のリメイク版。2004年に呉智英監修のもと、青林工藝舎より42年ぶりに復刊された。
- オバケのQ太郎(漫画) - 『封印作品の謎2』刊行時(2006年)には封印状態であったが、2009年に藤子・F・不二雄大全集で復刻されたが、当時の名義である「藤子不二雄」ではなく、「藤子・F・不二雄」「藤子不二雄Ⓐ」と個別にクレジットされた「共著」の形になっている。2015年にてんとう虫コミックス版も再刊した。
- ジャングル黒べえ(テレビアニメ) - 漫画版は2010年に藤子・F・不二雄大全集で復刻。2011年にはアニメ・ドラえもんのEDで登場もしている。アニメ版も、2015年12月にDVD-BOXでソフト化された。
- パタリロ!※ - 単行本第4巻の第15刷まで作品番号12番として収録されていた「マリネラの吸血鬼」というエピソードが、アガサ・クリスティの短編『ラジオ』を無断で踏襲していたことが発覚したため、第16刷以降は欠番となり別作品に差し替えられていた。その後、文庫版第50巻において、クリスティ社の承諾が得られたため再録された。なお、アニメ版でも差別用語と思しきものをカットしたり、ストーリー展開を一部改変した状態で放送されていた。
- マイナス (漫画)※ - ヤングサンデー(現在休刊中)1996年41号に掲載された第31話「遭難クッキング 後編」というエピソードのカニバリズム描写が問題となり、掲載誌の回収措置が取られると共に単行本未収録扱いとなっていた。その後、2004年にエンターブレインにより刊行された完全版ではこのエピソードも収録された。
- 世紀末リーダー伝たけし!※ - 原作者の島袋光年の不祥事で、週刊少年ジャンプでの連載が打ち切りとなり、単行本も絶版となったが、2004年の復帰と同時に、ワイド版で再版され、それと並行してスーパージャンプで完結編が短期連載された。
- ハイスコアガール※ - SNKプレイモア(SNK)のキャラクターを無断で引用した著作権侵害問題・刑事告訴事件のため、2014年VOL.9以降は休載中であったが、SNKとの和解成立により2016年VOL.8より連載が再開され、合わせて単行本第6巻と、既刊5冊分の加筆修正版である『ハイスコアガール CONTINUE』全5巻が発売された。
- 白竜 LEGEND - 2011年2月より連載中を開始した『原子力マフィア編』が、同年3月11日に発生した福島第一原子力発電所事故を想起させることから、被害状況の深刻さに配慮し、同年3月18日に発売された4月1日号の掲載をもって中断し、次号から別のエピソードに変更された。その後、本編(全46巻)とは別に『白竜LEGENDスペシャル 原子力マフィア編』として発売された。
- 私立極道高校※ - 実在の中学校名と校章、4名の卒業生の名前や校章を無断で作中で使用したことで抗議が発生したため、週刊少年ジャンプで掲載されていた該当号は回収され、単行本も絶版・回収となったが、2012年に問題となった箇所を修正し、書き下ろしを追加した単行本が「復活版」として再刊された。
- 水曜どうでしょう※ - 2000年5月24日 - 6月28日に放送された「原付西日本制覇」という企画の際に、途中立ち寄った山陰海岸国立公園内の鳥取砂丘における不適切行為が、本放送から7年経った2007年7月に日本海テレビでの放送を観た視聴者から鳥取市に指摘が寄せられ問題化した。その後、同年8月8日にはHTBが公式サイトで謝罪し、番組のネット局に対して当企画を含む数企画の販売中止を決定するなどの処置が取られ、一部報道でもHTBは「同企画をDVD化も再放送もしないとコメントした」とされていたが、2013年10月30日に発売された水曜どうでしょうDVD全集第20弾に問題となった箇所をカットする形で収録された。
脚注・出典[編集]
- ↑ 「封印」の定義や理由、また特定の作品が「封印」に当てはまるかどうかについては非常に曖昧で客観的な定義が存在しないため、話者の恣意的な判断によるところが大きい。したがって、その定義は作品によって異なる。
- ↑ 忍たま乱太郎FAQ
- ↑ ダ・ヴィンチニュース - サザエさん一家が漂流!? 人権、エロ、宗教、盗作…闇に葬られたマンガのウラ事情(2013年8月21日の記事)
- ↑ “あの『ちびまる子ちゃん』にも封印作品が! そのヤバすぎる内容とは”. LITERA. (2014年8月30日)及び2018年9月2日のYahoo!ニュース
- ↑ 5.0 5.1 安藤健二 『封印作品の憂鬱』 洋泉社、2008年。ISBN 978-486248-3386。
- ↑ 現在では単行本自体が絶版となっている。
- ↑ 赤田祐一、ばるぼら 『定本 消されたマンガ』 彩図社、2016年5月11日、第1刷、228-230頁。ISBN 978-4-8013-0145-0。
- ↑ “『コロコロコミック』3月号が販売中止 小学館「書店での混乱を避けるため」”. ねとらぼ. (2018年3月6日12時53分) 2018年3月6日閲覧。
- ↑ 2001年2月10日放送回を以ってコーナー打ち切りとなったが、それから17年後の2018年3月31日放送回(番組最終回)にて、一部ルールの改正を行った上で一夜限りの復活を果たした。
- ↑ 放送開始当初はネット配信のみでの放送だったが、2009年4月2日以降は地上波テレビ局でも放送されている。
- ↑ 2010年に原作者・名木田恵子による小説版が加筆修正の上祥伝社より復刊された。
- ↑ この作品は元々1981年12月25日に奇想天外社から発売された「パロディ・マンガ大全集 マンガ奇想天外 臨時増刊号」という雑誌に掲載されたものであったが、「ドラえもん」をパロディーとした作品であったため、日野日出志が発表している公式の単行本や作品集などには2018年現在一切収録されていない。このため、この作品を閲覧するには上記の雑誌を入手するしかなくなっている。
- ↑ この3話は雑誌「ガロ」掲載後、1983年に青林堂から発売された単行本「かっこいいスキヤキ」(現在絶版)には収録されたが、1998年に扶桑社から再発された際には削除されている。この3話はウルトラマンを題材とした、いわゆるパロディ作品であり、権利関係の問題から収録されなかった(円谷プロダクションに許可を得ていなかった)ものと思われる(詳細は泉昌之の項も参照)。
- ↑ 本の匠 ビンテージコミック探検隊 - かっこいいスキヤキ 「抹殺されたウルトラマン」(2013年4月29日の記事)
- ↑ 初出は月刊漫画ガロの1984年12月号であり、その後1985年2月に青林堂から発売された単行本「夢の島で逢いましょう」にも収録されたが、2000年6月に同社から刊行された改訂版ではこのエピソードのみ削除されている(因みに2019年現在、初版・改訂版共に絶版のため入手困難となっている。)。また、この漫画の原作者である山野一の作品の中には雑誌掲載後に単行本には収録されなかったものが多数存在している(詳しくは山野一#「山野一」の主な単行本未収録作品の項を参照)。
- ↑ コロコロアニキ読者の皆様へ - 小学館
- ↑ “「番長」逮捕でギャグ漫画「かっとばせ!キヨハラくん」が休載決定 クワタは“悪役”キャラで登場”. 産経新聞. (2016年2月9日) 2016年2月11日閲覧。
- ↑ サイト自体が2017年に閉鎖しており、一部の作品を除いて書籍化や他サイトでの配信等が一切行われていない。
- ↑ “小出恵介、未成年との飲酒・不適切な関係で無期限活動停止 7月日テレドラマは降板”. ORICON NEWS. オリコン (2017年6月8日). 2017年6月8日確認。
- ↑ 「海猿」作者・佐藤秀峰さん、実写版すべての契約終了を報告(スポーツ報知)
- ↑ 主演の田代まさしが数々の不祥事を起こした影響もあり、DVD化はなされていない(VHSは1994年に発売。後に廃盤)。
- ↑ 本映画で全編ナレーションを担当していた酒井法子が2009年に不祥事を起こして以降は新たにDVD化・再放送が一切なされていない。
- ↑ シネマトゥデイ - 押尾学出演作の公開無期延期が決定、主演の加藤和樹がブログでコメントを発表(2009年8月26日の記事)
- ↑ excite.ニュース - 押尾学のインスタに見る、さもしい交友関係と哀れな姿(2015年9月13日の記事)
- ↑ 2010年6月16日~20日にPARCO劇場にて開催予定だったが、直前に主演の岡村が体調不良を訴え長期休養に入ったため、開催が無期延期となった。なお岡村は2010年11月に復帰を果たしたが、本公演に関しては2018年現在まで何もアナウンスされておらず、事実上の公演中止状態となっている(因みにPARCO STAGEの公式サイト上には公演情報が2018年現在も掲載されており、確認する事ができる)
- ↑ “ナイナイ岡村隆史が体調不良…一人舞台延期”. スポーツニッポン. (2010年6月5日) 2018年4月8日閲覧。
- ↑ “ナイナイ岡村隆史 体調不良により初の一人舞台延期”. excite.ニュース. (2010年6月12日) 2018年4月8日閲覧。
- ↑ “岡村隆史の休養で実現不可になった、大泉洋との共演作”. cyzo woman. (2011年5月9日) 2018年4月8日閲覧。
- ↑ 曲の内容が余りにも過激すぎたため、発禁・自主回収の措置が取られた。この為、2017年現在CDに収録された事はなく、数量限定でアナログ盤のみの流通となっている。
- ↑ EE JUMPはこの作品以外にも、5thを除いた全てのシングルが廃盤となっている(詳細はEE JUMPの項も参照)。
- ↑ 「F.F.B.」は2002年10月17日に発売されたアルバム『最終兵器』に歌詞の一部を変更して収録された。
- ↑ 元々2002年頃にシングルとして発売予定だったが、とある騒動が発端となり発売が急遽中止となる。なお、これ以外にもDragon Ashの楽曲の中には公式に発表されていないものが数曲存在する。
- ↑ 2002年11月に発売予定であったが、直前で発売中止となり、2018年現在まで発売されていない(原因は不明)。因みにタワーレコードオンラインには本作品の詳細ページが現在も掲載されており、収録予定だった曲目もこちらで確認できる。
- ↑ 2003年11月19日には同曲を表題曲とするシングルを、同年12月10日には同曲を収録したアルバム「極月-KIWAMARI ZUKI-」を発売したが、これに対し本曲を作曲した作編曲者の佐藤眞が編曲権及び同一性保持権を侵害しているとしてCDの販売停止を求めたため、PE'Z側はこれらの作品を出荷停止する事となった(詳細は「大地讃頌事件」の項も参照の事)。なお、「極月-KIWAMARI ZUKI-」に関しては2004年8月4日に本曲の代わりに「A Night in Tunisia 〜チュニジアの夜〜」(シングル「大地讃頌」に元々収録されていた曲)に差し替えられたものが再発売されている。因みに本曲のPVも制作されているが、この騒動の影響によりこちらも2018年現在一切商品化されていない。
- ↑ 元々SMAPの36枚目のシングルとして2004年9月8日にビクターエンタテインメントから発売される予定だったが、急遽発売中止となってしまった(理由は不明)。なお、オリジナル・ヴァージョンはSMAPのアルバム「SMAP 016/MIJ」(2003年6月25日発売)の11曲目(DISC1)に収録されている(このため、このアルバムからのシングルカットとなる予定であった)。因みに本作ではコーラスをフィーチャーした、ロック・ヴァージョンとしてリミックスされたヴァージョンで収録される予定であった。
- ↑ この曲は2005年7月27日発売のDJ OASISのアルバム「ウォーターワールド」に収録予定だったが、発売日の20日前に発生したロンドン同時爆破事件に配慮する形で収録がとりやめられた(曲の内容がテロ事件を題材としたものだった)。その後、インターネット上で期間限定配信が行われたが、現在は配信されておらず封印状態となっている。
- ↑ 2006年3月29日に発売されたL-VOKALの1stアルバム「Laughin'」(現在は廃盤)の4曲目に収録されていたが、後の2010年3月3日に発売された再発盤には収録されなかった。
- ↑ 音楽ナタリー - 練マザD.O逮捕でソロアルバムほか発売中止(2009年2月5日の記事)
- ↑ 吉河順央「Knock’n on!」販売中止のお詫び
- ↑ 日本国内ではビデオのみの発売(現在廃盤)でDVD化は一切されていないが、アメリカでは(経緯こそ不明であるものの)DVD-BOXが発売されている。
- ↑ 1992~1993年にかけて発売された、東京サザエさん学会による書籍「磯野家の謎」シリーズのVHS版。しかし著作権者の許可を得なかったため、発売後に訴えられており、2017年現在は絶版となっている。
- ↑ 1998年6月に1巻、同年12月に2巻が発売されたが、当時「バカ殿」にレギュラー出演していた田代まさしが後に数々の不祥事を起こした影響もあり、2018年現在これらの作品は一切DVD化されていない(「バカ殿」はその後、2006年1月27日と2008年9月25日に各々3枚組DVD-BOXが発売されているが、田代が降板して以降の放送分を中心に収録されており、田代が出演するコントは一切収録されていない)。
- ↑ テレビ放送時は打ち切られずに放送され、BD/DVDの発売も予定されていたが、諸般の事情により発売中止が決定された。
- ↑ excite.ニュース - 高畑裕太容疑者逮捕で向井理主演の大作映画“お蔵”危機! 真野恵里菜主演『青の帰り道』も幻に(2016年8月31日の記事)
- ↑ 高畑裕太の代役に戸塚純貴 真野恵里菜が主演「青の帰り道」 スポーツニッポン 2017年8月6日
- ↑ 韓国船沈没事故を受け、ポケモンが内容差し替えか……WOWOWでも「タイタニック」放送中止 RBBTODAY 2014年4月22日
- ↑ 「タバコ礼賛「たくさんの不思議2010年2月号」の不当性について」への お答え
- ↑ 広島県医師会 禁煙推進委員によるコラム - 「愛煙家おじいさんのものがたり」というタイトルで本作品の騒動に対するコメントが掲載されている。
- ↑ 曲の内容は馬場祥弘の日本語訳に、独自な目線で新たな歌詞を追加したものとなっている。これは元々、パーマ大佐の「僕なりの森のくまさん」という持ちネタ(替え歌)の一つであった。
- ↑ “パーマ大佐「森のくまさん」でメジャーからCDデビュー「Mステ出たい」”. お笑いナタリー. (2016年11月12日) 2016年11月12日閲覧。
- ↑ “パーマ大佐氏作詞家が著作権侵害を主張 販売差し止め求める”. 産経WEST. (2017年1月18日) 2017年2月4日閲覧。
- ↑ “「森のくまさん」替え歌、販売継続で合意 作詞者とパーマ大佐氏、クレジットに追加表記”. 産経WEST. (2017年2月1日) 2017年2月4日閲覧。
参考書籍[編集]
- 『封印作品の謎』 安藤健二 太田出版 ISBN 4872338871
- 『封印作品の謎2』 安藤健二 太田出版 ISBN 4778310063
- 『放送禁止映像大全』 天野ミチヒロ 三才ブックス ISBN 4861990041
- 『封印歌謡大全』 石橋春海 太田出版 ISBN 4861990661
- 『放送禁止歌』 森達也 知恵の森 ISBN 4334782256
- 『封印ゲーム大全』 クランツ(編) アスペクト ISBN 4757213468
- 『封印映像大全』2008年、アスペクト ISBN 9784757214408