定光寺本堂

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定光寺本堂(じょうこうじほんどう)は、愛知県瀬戸市定光寺町の中世の仏堂建築。

杮葺入母屋造で禅宗様の単重裳階付仏殿で、明応9年(1500年に相当)の壁板墨書から完成年がわかる。1510年(永正7年)に地震で大破し、1534年(天文3年)に修復を受け再興された。その後江戸時代にも修復されたため、室町時代と江戸時代の建築様式が混在している。1926年(大正15年)4月19日に旧国宝(現在の重要文化財)に指定され、1939年(昭和14年)に行われた解体修理では、失われていた上層が復元された。構造は主柱に総丸柱、組物に三手先詰組を用いる。裳階に三斗組、双折桟唐戸、花頭窓、弓連子をいれている。内部は土間で後方に来迎柱を立て、手前に須弥檀を置く。上には大虹梁をかけ、前方より1間の場所に大瓶束を立て、頭貫を入れて二手先の詰組を置く。須弥壇上には鏡天井を張るが、それ以外は扇垂木を見せ、主柱と裳階柱の間を海老虹梁が繋いでいる。

定光寺は、臨済宗妙心寺派の寺で、山号は應夢山。南北朝時代の1336年(建武3年)平心處斎の開山というが、その後荒廃し、尾張藩初代藩主徳川義直によって復興された。