太山寺仁王門

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もしかして: 太山寺二王門

太山寺仁王門(たいさんじにおうもん)は、兵庫県神戸市西区伊川谷町の八脚門。重要文化財。

他の場所から現在地に移築されたと伝わり、もとは三間一戸二層の門であったが、上層部が撤去され、軒回りも縮小されて三間一戸八脚門、入母屋造、本瓦葺の現在の姿になったことが、解体修理で明らかとなっている。木鼻等から、室町時代後期の移築と考えられ、創建年代は未詳であるが、組物等から鎌倉時代末期まで遡ると考えられている。中央間を開放し、両脇間は金剛柵を正面と内側にして、上に菱欄間を付けて仁王像を納める。向かって左側の脇間に、修理時に発見された古材に基づき当初の組物と軒回りが復元され置かれている。旧国宝に大正2年4月14日指定された。