吉備津神社本殿及び拝殿

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吉備津神社本殿及び拝殿(きびつじんじゃほんでんおよびはいでん)は、岡山県岡山市北区吉備津の社殿。国宝。

桁行正面五間、背面七間、梁間八間、比翼入母屋造(吉備津造とも呼ばれる)、檜皮葺、重源様を加味した手法を示す。内部は、中央に三間社流造の平面をおいて内々陣と内陣とし、周囲に中陣、朱壇、外陣を配する重層的構成となっていて、内部へ次第に床、天井を高めている。拝殿部分は本殿に妻入りで接続し、正面一間、側面三間、檜皮葺、正側面三方に裳階がつく。化粧屋根裏として豪快な木組みをみせた開放的空間となっている。明徳元年(1390年)に後光厳天皇の勅命で、室町幕府3代将軍足利義満が再興に着手し、応永32年(1425年)に竣工した。昭和27年(1952年)3月29日国宝に昇格した。

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