佛教寺鎮守社本殿

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佛教寺鎮守社本殿(ぶっきょうじちんじゅしゃほんでん)は、岡山県久米郡久米南町仏教寺の社殿。岡山県指定文化財。

沿革は不明であるが、三間社流造、銅板葺、組物は正面を出三斗、側面および背面を平三斗とし、二軒繁垂木で、妻飾りは虹梁太瓶束である。寺伝では寛文2年(1662年)に再建され、棟札の残る天保6年(1835年)等に修理を受けたと記録されているが、建築様式からは16世紀前半に遡る室町建築と見られる。全体として当初の形態が残され、本堂のある段よりも一段高い場所に南面して建ち、中世神社建築の様式を残す遺構として貴重である。平成19年3月16日指定。