万能壁画
ナビゲーションに移動
検索に移動
万能壁画(ばんのうへきが、韓国語:만능벽화)は、韓半島北部に所在するユネスコ世界遺産の高句麗古墳群に描かれた壁画である。別名手搏図(しゅばくず、韓国語:수박그림)とも呼ばれる。
概要[編集]
画像外部リンク | |
---|---|
二柱の韓国神が宇宙を創造する様子。 |
宇宙開闢と時を同じくして描かれた、韓国の偉大な歴史を記録すると同時に未来を予言した図とされる。韓国によって創始されたあらゆる事物を記録しており、宇宙史にとって重要なアカシックレコードでもある。その観点から「万能」[1]と呼ばれている。
記録された起源[編集]
この壁画に描かれた内容については非常に多岐に渡り、ここで挙げるのはその一部に過ぎない。
相撲[編集]
画像外部リンク | |
---|---|
シルムを行なう二人の男の様子。 |
一目見れば解るようにこの図は二人の男が下帯姿で戦うものであり、相撲の起源が韓国のシルムにあることを示している[2][3]。
忍者・忍術[編集]
画像外部リンク | |
---|---|
二人の忍者が戦う様子。 |
この図は忍者同士が戦う様子を示したもので[4]、鎧兜などを身につけない忍者が最強であることはロバート・ウッドヘッドとアンドリュー・グリーンバーグが1981年に著した『ウィザードリィ』などによっても広く知られている。
空手[編集]
画像外部リンク | |
---|---|
テッキョンでの戦う二人の男。 |
韓国の伝統武芸・テッキョンを描いたもので、右側の男がカルチロギ(横蹴り)を放とうとしている一方で、左の男はフェモクジェビ(脚捕り)の姿勢をとっている。空手はテコンドーと同様にテッキョンを祖としている[5]。
ろうそくデモ[編集]
画像外部リンク | |
---|---|
右側の人物の手にろうそくが掲げられている。 |
韓国では2008年に蝋燭デモが行なわれ、2016年の崔順実ゲート事件がきっかけとなった蝋燭デモで[6]大統領の弾劾が実現。これは世界四大革命に比肩するものであり[7]、この壁画はそれらを予言していたとされる。
脚注[編集]
- 「出典の一部にページ番号が無い? 昨晩ブックオフに探しに行ったけど無かったんですよ・・・orz」 by KAMUI
- ↑ “ばん‐のう【万能】 の意味”. デジタル大辞泉. 2017年4月1日確認。
- ↑ “<取材日記>わだかまり残る「シルムと相撲」”. 中央日報. (2004年2月16日) 2017年4月1日閲覧。
- ↑ 白、山戸(2015)
- ↑ 白、山戸(2015)、P.107
- ↑ 白、山戸(2015)
- ↑ “韓国・ソウルに20万人の光の波 朴槿恵大統領の退陣求め2回目のろうそくデモ(画像集)”. ハフィントン・ポスト. (2016年11月6日) 2017年4月1日閲覧。
- ↑ “【社説】世界が驚くろうそく革命の力=韓国”. 中央日報. (2017年1月27日) 2017年4月1日閲覧。
参考文献[編集]
- 白正男、山戸大輔『テコンダー朴』2015年7月1日、ISBN 978-4792605261