鹿目まどか

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鹿目まどか
かなめ まどか
登場作品 魔法少女まどか☆マギカ
声優 悠木碧
主人公
性別 女性
年齢 14歳
誕生日 10月3日
学年 中学2年
所属 見滝原中学校
身長 152cm
血液型 A型
キャラクターデザイン 蒼樹うめ(原案)、岸田隆宏

鹿目まどか(かなめ まどか)とは、シャフト製作のアニメ・漫画『魔法少女まどか☆マギカ』に登場するキャラクターである。

概要[編集]

本作の主人公。見滝原中学校に通う一般的な2年生。誕生日は10月3日。

華奢な体にこの世の理すら覆せるほどの力を内に秘めており、その魔法少女の素質をキュゥべえに注目されている。暁美ほむらはまどかを魔法少女にさせないよう奮闘している。

終盤まで魔法少女にならず、それでも魔法少女として戦うほむら達を見放せず、物語に関わり続ける事になる。

性格[編集]

心優しく、純粋な性格。かけがいの無い家族や親友との何気ない日常を大切に思っている。相手を気遣う気持ちが強く、キツく当たってくる相手にも触れ合おうと試み、親友のために魔女の結界に生身で進入している。自分には何の取り柄も無いと日頃から考えており、自分に自信を持てずにいる。しかし、実際は芯が強く、次々と降り掛かる悲惨な現実に涙しながら(中の人曰く「痛みで成長する」)も向き合う強さを備えている。見た目は大人しく気が弱そうだが、伝えなければいけないと思っている事は押され気味になりながらもしっかりと伝える。

家族・交友関係[編集]

家族構成は母・父・長女(姉)・長男(弟)の4人家族。キャリアウーマンの母親・鹿目詢子、専業主夫の父親・鹿目知久、11歳年下の幼稚園児・鹿目タツヤ。家族中は非常に良く、詢子は出勤前に家族にキスをしてから家を出る(まどかにはハイタッチする)。クラスの担任教師である早乙女和子は詢子の親友である。

美樹さやか志筑仁美はとは幼馴染の間柄で、登下校などでよく一緒にる(反逆の物語では仁美は上條恭介と付き合っているため、仁美の位置に佐倉杏子が納まっている)。

先輩である中学3年生の巴マミに対しては強い憧れを抱いている。マミが心に抱いていた孤独や魔法少女としての戦いに対する不安や恐怖を知ってからも、変わらず親しみと憧れを持ち続けていた。

佐倉杏子とは、最初はさやかと対立する相手として出会った中でも二人が手を取り仲良くしてほしいと思っていた。第9話で杏子と一緒に行動した際には、まるで姉妹のような光景が見られた。反逆の物語でも魔法少女仲間、クラスメイト、さやかの親友同士として仲良く一緒に登下校などをしている。

第1話で転校生として登場した暁美ほむらの事は夢で見たと思っており、どこかで会ったように感じている。冷たく情を感じさせない振る舞いをするほむらに対しても接しようとしており、第11話で、一人過酷な戦いをして傷付くほむらの下に駆け付けた。第10話のほむらの過去のシーンでは、ほむらと一番最初に友達となっていた。

外見[編集]

ピンク色の髪で、ツインテールと赤色のリボンがトレードマーク。髪の長さは背中の中間ぐらいまで届き、劇場版の方がTVアニメ時より髪が長くなっている。瞳の色は若干濃いピンク。

年齢の割に身長が低く華奢な体格で、所謂ロリ体型。反逆の物語ではクラスメイトから「小さくてカワイイ」と言われている。胸は膨らみかけだがしっかり存在している。

見滝原中学校制服時は白のニーソックスを穿いており、絶対領域を作り出している。私服の時は素足で履を穿いている。各媒体で見られる私服も可愛らしいモノばかりである。

魔法少女時の外見[編集]

第10話や反逆の物語などで見せた魔法少女時の姿は、ピンク色と白色を基調として配色され、フリルと赤色のリボンをふんだんにあしらった可愛らしいデザインの衣装を着ている。メインキャラクター5人の魔法少女衣装で、最も従来の魔法少女らしい正統派魔法少女衣装だと言えよう。デザインはまどか自身がノートに書き綴ったモノが魔法少女になる際に膨らんで形作られたらしい。フワフワなスカートは下から覗いても中身が見えない超鉄壁仕様。

ソウルジェムの色はピンク。シンボルマークは雫の形をしており、変身後は胸元に位置する。

アルティメットまどか時の外見[編集]

純白と淡いピンク色の、前が大きく開いている袖の長いドレスの衣装を着ている。スカート部分はミニ。服の内側は宇宙空間が無限に広がっており、この状態のまどかがこの世の概念そのものとなっている事を表している。首元には白色のアクセサリーを巻いている。ソウルジェムは元の1つ以外に小さな雫状のモノが4つ胸元に位置している。胸部分は真ん中が大きく肌蹴ており、胸が半分見えている。ピンク色のハイソックスを穿いており、白いヒールを履いている。 髪型は無限に伸びているピンク色のロングヘーで、一部をツーサイドアップに纏めている。リボンはボリュームのある白色のモノに変更されている。瞳の色は金色。

戦闘能力[編集]

バラの花が付いた弓を武器とし、光る矢を放つ。放たれた光の矢は目標を自動で追尾したり、無数に分裂する事も出来る。バラの花は通常はつぼみになっているが、光の矢を放つ際に開花し、魔力を表した炎が灯る。 ほむらがまどかを助ける為に幾度となく時間ループした結果、まどかへ物事の因果が集中し、膨大な魔力を身に宿すようになった。ループするたびにまどかの戦闘力は上昇し、最初はまどかとマミの2人がかりで相打ちに持ち込んだ魔女「ワルプルギスの夜」 を終盤では契約直後で1人で1撃で葬り去るほどの力を得ていた。最終的に因果が集中して得た理を覆すほどの魔力によってまどかは概念へと昇華する事が出来た。もちろん全魔法少女中最強である。 魔法少女には各々願いによって形成された固有能力を持っている。まどかの場合は固有能力が分かる描写が無く、どのような能力なのかは不明。

作中での活躍[編集]

TVアニメ・新訳版[編集]

第1話

何者かと戦う少女の夢を見たまどかは、その日の学校に夢に出てきた少女とそっくりな暁美ほむらが転向してきた。そして、ほむらから「今とは違う自分になろうだなんて、絶対に思わないことね。さもなければ、全てを失うことになる」と忠告されて戸惑ってしまう。その日の下校時にCDショップに立ち寄ったまどかは謎の助けを呼ぶ声に導かれ、キュゥべえと遭遇。そこでキュゥべえを殺そうとするほむらと出会い、逃亡した先で美樹さやかと共に魔女の結界に迷い込んでしまうが、巴マミに助けられる。

  • 2話

マミの家に招かれたまどかとさやかは、この世界にはあらゆる災いと絶望をもたらす「魔女」が存在し、魔女を倒し希望を守る存在「魔法少女」の事を教えられ、2人はキュゥべえに素質を見出されたという事を知らされる。「魔法少女体験ツアー」としてマミの戦いに着いて行ったまどかは、薔薇園の魔女「Gertrud」を華麗に倒し人々を守るマミに強い憧れを抱いた。

第3話

マミの戦いに同行し続けるまどかとさやかだったが、未だに魔法少女となる際に叶えられる願いを決められずにいた。病院で発生した魔女結界に突入したまどかは、そこでマミから今まで誰にも魔法少女としての戦いを打ち明けられず孤独と不安さの中で戦ってきた事・自身の弱さを告白され、それを受け入れ友達となる事を受け入れる。初めて心から信頼出来る人物を得られた幸福感から快進撃を見せるマミと共に深遠部に到着。執着の魔女「Charlotte」を圧倒するマミに歓声を送るが、マミはCharlotte第2形態に隙を付かれ、食い殺されるという無残な最期を迎えてしまう。

第4話

ほむらに助けられて無事に帰還できたまどかだったが、マミの悲惨な死に様が頭を離れず、食事中に泣き出すほど強い恐怖を抱いてしまう。憧れの人を失ったことで魔法少女になることの是非に深く悩むようになり、1度は魔法少女にならない事を決意する。また、悲しむまどかは次第にほむらの優しい部分を感じるようになる。「魔女の口づけ」をされた仁美を見かけたまどかは集団自殺を阻止し、このためにハコの魔女「H.N. Elly(Kirsten)」に魔女の結界に捉えられ殺されそうになる。そこを助けたのが、契約し魔法少女となったさやかだった。

第5話

魔法少女となり過酷な戦いに身を投じたさやかを心配したまどかは、ほむらに「さやかちゃんを助けてあげてほしい」と相談するが、「もう手遅れ」と拒否されてしまう。せめて見守りたいとさやかの戦いに同行する。使い魔との戦闘中で佐倉杏子が乱入。マミとは真逆の行動を取る杏子にさやかは怒り、2人はそのまま命がけの戦いを繰り広げてしまう。そこを制止したのがほむらだった。

第6話

ほむらはさやかを一瞬で気絶させ、杏子を撤退させた。未だに魔法少女に関わり続けているまどかにほむらは「あなたはどこまで愚かなの」と吐き捨てられてしまう。さやかは杏子の事を「自分の欲望のためだけに魔法を使う悪い魔法少女」と決め付け敵愾心を燃やしていた。親友の行き先に不安を感じたまどかは母親の鹿目詢子に相談し、親友の間違った行動を止めようと決意する。陸橋の上で戦闘を始めようとするさやかと杏子の所へ駆けつけたまどかは、さやかのソウルジェムを通行するトラックへと投げ捨てる。途端、さやかは倒れ、息をしない体へと成り果ててしまう。ソウルジェムは魔法少女の魂を移し変えた入れ物だったのである。

第7話

ほむらのおかげでソウルジェムを取り戻し復活したさやかは、キュゥべえから真実を知らされショックを受け、学校を休んでしまう。杏子の誘いを拒否し、いつもどおりの姿を取り繕って登校するさやかだったが、仁美が上條恭介に告白するというモノだった。自分はただの戦うゾンビだと恭介への恋心を捨てたさやか。親友を心配したまどかはさやかのマンション前に駆けつけ、戦いに同行する。影の魔女「Elsa Maria」との戦いに対し、痛覚を遮断して突撃し体を串刺しにされようとも攻撃し続ける、という恐ろしい戦い方を実行。まどかはさらにショックを受ける。

第8話

自分の事を考えずに戦闘兵器化しようとするさやかを制止するまどかだったが、さやかに魔法少女にならずにいる現状を指摘され、絶交宣言されてしまう。学校も休んださやかを、ひどいことを言われても心配したまどかは探しに行く。キュゥべえに魔法少女になればさやかを助けられると誘惑されるが、直後にキュゥべえは銃撃を受けミンチとなった。そして、常にクールな振る舞いを採るほむらの1人の少女としての姿を見てしまう。

第9話

まどかが見た光景は、変わり果てた姿となったさやかだった。さやかの死と、ほむらから「魔法少女は穢れを貯め尽くすと魔女へと変貌してしまう。このサイクルでエネルギーを産み出し続けるのが魔法少女のシステム」だという事実を前にして、まどかは親友の遺体にすがって泣き叫ぶしかなかった。諦めずにさやかの魂を取り戻そうとする杏子に同行し、魔女の結界に突入。かつてさやかだった魔法少女の馴れの果て、人魚の魔女「Oktavia von Seckendorff」に対して親友として必死に呼びかける。しかし、その思いも虚しく結界内に響くだけであり声は届かず、魔女の攻撃によってまどかは気を失ってしまう。杏子は駆けつけたほむらにまどかを託し、自爆攻撃で魔女共々果ててしまう。

第10話

知られざるほむらの過去の戦いが描かれた10話では、過去の時間軸のまどかが登場。ここでようやく魔法少女姿のまどかが映像として映っている。新米魔法少女としてマミの弟子となり、技を磨きながら見滝原市を魔女から守るべく戦っている。魔法少女になり目的が出来たからか、これまでのまどかよりも積極的で自信を持った性格をしている。ほむらの名前を褒めるなど、気弱で自信を持てずおどおどしていた過去のほむらに友達として積極的に関わり、芸術家の魔女「Izabel」に標的にされたほむらを、マミと共に救出した。その後、舞台装置の魔女「ワルプルギスの夜」の来襲に応戦するが、マミが戦死。ほむら逃がした後たった1人で戦い続け、ワルプルギスの夜撃破と引き換えに命を落としてしまう。まどかを失ったほむらは自分が魔法少女でなかった事を後悔し、もう1度まどかとの時間をやり直したいと願った。これがほむらが契約し魔法少女となる切っ掛けとなった。
魔法少女となり、時間操作能力を手に入れたほむらは時間を逆行し、再びまどかと出会った。ここでも新米魔法少女として登場し、マミの元へ弟子入りしたほむらと共に魔法少女としての生活を送った。委員長の魔女「Patricia」を始めて協力して倒した際にはほむらに抱きついている。襲来したワルプルギスの夜に立ち向かい、マミを失うが撃破。しかし、穢れを溜め込みすぎてしまい、救済の魔女「Kriemhild Gretchen」へと化し死亡してしまう。これがほむらが魔法少女のシステムを理解する一件となった。 ほむらは時を巻き戻し、まどか達にこの事実を打ち明けるが、誰からも信じて貰えなかった。さやかが魔女化した直後にマミの暴走によって杏子が死にほむらも殺されかかり、まどかは涙ながらにマミを撃ち殺しほむらを助ける。残ったまどかとほむら2人でワルプルギスの夜と戦い、激戦の末撃破した。しかし、2人のソウルジェムの穢れは限界に達してしまっていた。まどかは最後の1個のグリーフシード(魔女化したさやかを倒した際に出たモノ)をほむらの穢れを取り除くために使用。ほむらに全てを託し「キュゥべえに騙される前の、馬鹿な私を助けてあげて」とお願いし、最期に自分の魔女化しそうなソウルジェムを打ち抜いてほしいと懇願して、ほむらは声にならない悲鳴を上げながら介錯した。この時間軸以降ほむらは他人を頼らないようになった。

ただまどかを助けるために時間逆行を繰り返すほむら。ワルプルギスの夜と戦うほむらの姿を見たまどかはほむらを助けるべく契約し魔法少女となってしまい、一撃でワルプルギスの夜を倒すが魔女化し世界を壊してしまう。

第11話

時間軸は本編に戻り、さやかの葬式から帰宅したまどかは深く落ち込んでいた。そこに現れたキュゥべえから、かつて自分の憧れていた魔法少女が何のために生まれたのか、その末路、魔法少女のシステムによって地球の歴史が作られていった事、歴史を築き散っていった数多の魔法少女の存在を知らされる。決意を固めたほむらの家に訪れたまどかは、そこでほむらの弱い自分を偽り、感情や他の人々を切り捨ててまで戦い続けた思いを打ち明けられ、抱きつかれる。

ワルプルギスの夜が襲来した影響で見滝原市は大嵐に見舞われる。避難先でほむらの身を案じたまどかはキュゥべえとの会話の後、決意を固めほむらを助けに行こうとする。そこを詢子に止められるが、今までの出会いと別れから見つけ出した「友達を助けたい」という決意と思いを母に告げる。詢子に決意を確かめられた後、母の後押しを受けながら出発した。この会話が母と娘の最後のやり取りとなった。

最終話

追い詰められ絶望するほむらの元に駆けつけたまどかはほむらに謝罪と感謝を示した後に魔法少女になる決意を見せた。まどかの願いは「全ての魔女を、生まれる前に消し去りたい。全ての宇宙、過去と未来の全ての魔女を、この手で」という宇宙の因果関係を覆し法則を新たに作り直してしまうほどの壮絶なものだった。キュゥべえ怯んでしまうほどの願いを叶えたまどかはあらゆる時間の魔女を消し去り、力尽き絶望に飲まれようとする魔法少女の下に現れ、理の中へ導いて行った。その願いは発生する呪いを打ち破り、まどかは神に等しい存在へと至り、だれにも認知されず、覚えてもいない、宇宙の理を構築する概念そのものとなった。ほむらと最後の会話を交わし、自身のトレードマークであったリボンを友情の証として託し、宇宙へと消えていった。

時間も新たに巻き戻され、概念となったまどかの願いは魔法少女の間に語り継がれる、絶望した魔法少女を導く「円環の理」として認知されていた。家族はまどかという名前に懐かしさを抱き、まどかの存在を覚えているのはほむらだけとなった。

The_different_story[編集]

魔法少女になりたいと思っていたが、恭介のために願ったさやかを目の当たりにして「確かな願いを見つけたい」と契約を保留にしていた。恋の問題で苦悩し、マミとも決別してしまったさやかを見ていられず、恭介に手が治った真実とさやかの願いを打ち明けてしまう。 終盤でほむらと入れ違いでマミの下を訪れ、マミに「契約する事」を決意したと告げる。魔法少女の真実を知っていたために反対したマミだったが、まどかの決意は固く「マミさんには普通の女の子に戻ってほしい、もう戦わなくてもいいんですよ」と優しく断られ、マミもついに折れてまどかの意志を優先した。ほむらが戦う目的を与える事でマミに手を差し伸べたのとは対照的に、戦う事を求めない事で手を差し伸べた。
まどかは「さやかを生き返らせてほしい」という願いで魔法少女となり、ワルプルギスの夜との戦いでさやか共々相打ちとなったと思われる。最後まで魔法少女の真実を知る事はなかった。

反逆の物語[編集]

ほむらのソウルジェムに溜まった穢れが限界に達した事で、ほむらを理に導くために、鞄持ちとして美樹さやか百江なぎさを引き連れて現世に現れる。しかし、ほむらはインキュベーターの罠によって囚われて半魔女化しており、そのほむらが作った魔女結界とインキュベーターの実験場に突入した影響でかつての記憶を失い、魔法少女兼ほむらの友達として、ほむらが在籍していた頃の見滝原市をモデルとした偽りの街で生活していた。

インキュベーターの目的は概念となったまどかが魔法少女を導くのを観察し、いずれは円環の理を手中に収めてより効率よくエネルギーを手に入れる方法を確立するためであり、そのためキュゥべえはまどかの傍を離れず随時観察している。さやかとなぎさはそれを逆手に取り、記憶を操作されたフリをしてインキュベーターが動くのを待ち構えていた。 さやかのお陰でマミとの一騎打ちから逃れられたほむらと出会い、街が一望出来る丘で2人っきりの話をする。その際に「家族や友達と別れるのは辛い、私にそんな勇気ないよ」と吐露した事が、ほむらが悪魔化を決意するきっかけとなった。 魔女化し死へと向かうほむらに対し、仲間と協力してそれを阻止。インキュベーターの野望も打ち砕いた。

記憶を取り戻して概念としての力を思い出し、円環の理へと導くためにほむらの下へ現れるまどか。しかし、ほむらは不意にまどかを捕まえ、悪魔としての力を発動されてまどかの人間としての記憶を無理やり抜き取ってしまう。その後、ほむらは円環の理の力の欠片を吸収し、神を貶めた悪魔として世界を再び構築しインキュベーターを支配し奴隷とした。 ほむらによって再編された世界で、まどかは概念としての記憶を失い魔法少女・神としての力を封印されてこの世に引き戻された。ごく一般的な(かわいい)少女として家族と再び暮らし、3年ぶりに見滝原市に帰ってきた帰国子女・転校生としてほむらのクラスに転入してきた。

円環の理の力は身に宿したままであり、些細な切っ掛けで概念としての記憶と力が戻りそうになり、その度にほむらが悪魔の力で押し留める事になっている。ラストはほむらの質問に「約束は大事だと思うよ」と自分の意見を告げ、かつての赤いリボンを再び渡された所で幕は閉じる。エンディングでは家族と一緒に引っ越しの片付けをしており、ほむらが望んだまどかの平穏な日常が訪れている。 ほむらが円環の理を引き裂いた後も、円環の理の魔法少女を救済する願いは機能し続けており、魔法少女はその最期を幸福で導かれており、魔女の存在も消されたままとなっている。円環の理は人間の少女として過ごすまどか・概念として分離されたまどか・ほむらが奪った力の一部分の3つに分けられた状態となっている。

関連項目[編集]