発熱ユニット

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
使用済みの発熱ユニット

発熱ユニット(はつねつ - )とは、紐を引っ張ると熱くなるタイプの駅弁で、紐を引っ張ると熱くなるアレである。

概要[編集]

本来駅弁とは多くが冷えているのもので、また暖かい状態で販売されていても実際に食べるまでの間に冷めてしまうので温かい状態で食べることは困難を極めたが、1980年代後半に淡路屋の発売した「あっちっちスチーム弁当」シリーズはこれらとは違った。暖かい状態で食べることができるのである。このとき、弁当の下に配置され弁当を温めるために使われたのがこの発熱ユニットである。

現在では淡路屋以外の駅弁業者にもこのシステムを取り入れているものがある程度見られ、駅弁でありながらホカホカのごはんを食べたり、スープをゼラチンにしその熱でゼラチンを溶かすことを利用した麺類を駅弁として食べられるようになったりした。

なお、発熱するため、ということからか発熱式駅弁を航空機内で食べることはできない。

使い方[編集]

未使用の発熱ユニットからは1本の紐が伸びている。この紐は駅弁の容器の外にまで伸びており、それを素早く引き抜ききることで駅弁が温まり始める。そのまま数分間水平に保って加熱を待てばアツアツホカホカの美味しい駅弁が貴方を待っている。

仕組み[編集]

発熱ユニットの中にはの入った袋と生石灰(酸化カルシウム、CaO)が入っている。水の入った袋には紐がつながっていて、この紐が容器から出ている紐である。この紐が素早く引き抜かれることで水の入った袋が破れ、袋から水が出る。そして、袋から出てきた水は周囲の生石灰と反応し、その時に熱を出すのだ。なお、この反応では最終的に以下のように消石灰(水酸化カルシウム、CaOH2)が生成される。

CaO+H2O→Ca(OH)2

なお、このとき最終的に生成された消石灰は肥料などに再利用できるという。

使用されている駅弁の例[編集]

カッコ内は取り扱っている駅の例である。

など多数。

この節は執筆の途中です この節はまだ執筆途中です。加筆、訂正して下さる協力者を募集中!

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

  • 淡路屋 - 初めて発熱ユニットを利用した。